再びバスターミナル脇にあるミャンマー軍の詰め所まで戻ってきた。
詰め所の前でボスが私たちの帰りを待っていた。
相変わらず鋭い目をしている。
一緒について来てくれた軍人さんが、これまでの状況をボスへ報告している。
周囲には数人の軍人さんが心配そうにこちらを見ている。
しばらくしてボスとの話が終わった軍人さんが、私の方を向いた。
軍A「ちょっと待ってて」
そう言うと軍人さんは詰め所の前の通りに出た。
そしてタクシーを捕まえ、運転手と何か話をしている。
軍A「行き先は警察だよね? これに乗りなよ」
行き先を運転手に伝えてくれたらしい。
勧められるままにタクシーの後部座席へ乗り込む。
窓を開けて軍人さんに「ありがとう」を言おうと・・・
反対側のドアが閉まる音がした。
振り返って見ると、軍人さんが隣の座席へ乗り込んでいた。
軍A「ボスが送って行けってさ」
そう言って微笑みかけてくれた。
窓の外を見るとボスがこっちを見ている。
私はボスに向かって大声で叫んだ。
私 「チェーズーティンバデー」
鋭かったボスの目元が少し微笑んだ。
チェーズーティンバデー:ありがとう
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なかなかできない経験をされましたね。言葉が分からなくて不安になる瞬間も、このあったかさを味わう為のスパイスだったのかもしれませんね。